日本歴史改方

初日の出

なぜ初日の出を見るのか?

初日の出が昇ると同時に年神様も現れると考えられていたため

  • 年神様とは、幸せや豊作など豊かさを各家庭にもたらすと信じられている神様
  • 豊かさを運んでくれる年神様が現れる初日の出は、農耕民族の日本人にとっておめでたい存在

初日の出を見る=いち早く年神様を迎えて1年間の幸せや豊作をお願いするため

初日の出を拝む習慣の歴史

天皇陛下が元旦におこなっていた「四方拝(しほうはい)」がもとになっている

  • 四方拝:平安時代の始め頃から始まったとされており、天と地、四方の神様、山稜に1年間の豊作や安寧を願う儀式のこと
  • 四方拝は年間で約20件近くおこなわれる宮中祭祀の一つで、天皇陛下がおこなわなければならない重要な祭祀
  • 四方拝が次第に一般庶民にも広がり、元旦を迎えたことを祝う習慣が定着した

一般の人が初日の出を拝むようになったのは、明治時代になってからである。

公開日:2024.12.24