赤城神社
東京都新宿区赤城元町にある神社。明治維新までは赤城大明神や赤城明神社と呼ばれた。
2009年から「赤城神社 再生プロジェクト」と銘する工事が行われ社殿全体を建て替えた。デザイン監修は、地元神楽坂に在住し同神社の氏子でもある、建築家の隈研吾が担当。


歴史
1300年に上野国赤城山の麓から牛込に移住した大胡彦太郎重治により、牛込早稲田の田島村に創建されたと伝わる。1460年江戸城を築城した太田道灌により牛込台に移され、1555年大胡宮内少輔により現在地に移される。江戸時代には徳川幕府によって江戸大社の一つとされ、牛込の鎮守として信仰を集めた。
『江戸名所図会』には「赤城明神社」として紹介され、大胡重泰(おおごしげやす)により創建されたこと、牛込の鎮守であり別当寺は東覚寺(天台宗)であることなどが記されている。
年表
西暦 | 出来事 |
---|---|
1300年 | 大胡彦太郎重治が上野国赤城神社から勧請し、牛込早稲田の田島村に創建。 |
1460年 | 太田道灌により牛込台に遷座。 |
1555年 | 大胡宮内少輔により現在地に遷座。 |
1683年 | 江戸幕府により江戸大社に列する。 |
1842年 | 火災により、社殿全焼。後に再建。 |
1868年 | 明治維新に際し、名を赤城神社と改める。 |
1873年 | 郷社に列する。 |
1876年 | 横寺町の北野神社(朝日天満宮)を、境内社として遷座。 |
1945年 | 太平洋戦争の戦災により、社殿全焼。 |
1951年 | 本殿を再建。 |
1959年 | 拝殿・幣殿を再建。 |
1962年 | 境内社の出世稲荷神社社殿を再建。 |
2005年 | 戦災で焼失していた境内社の北野神社を、蛍雪天神として再興。 |
2008年 | 境内に隣接し、資金面で支えていた私立赤城幼稚園が閉園。 |
2010年 | 「赤城神社 再生プロジェクト」に伴う建て替え完成。 |
2011年 | 2011年度グッドデザイン賞(ビジネスソリューションのデザイン)受賞。 |
公開日:2024.07.11