日本歴史改方

大阪城

大阪府大阪市中央区にある大阪城。現在は観光の名所になっている大阪城だが、初代は豊臣秀吉が築城、2代目は徳川秀忠が再築、3代目は平成の大改修を行い現在の形状になっている。
別称は錦城(きんじょう)と表記される。

大阪城跡は国の特別史跡に指定されている。

歴史

豊臣氏の本拠地となり絶大な権力の象徴ともなった大阪城、大阪夏の陣で豊臣方が敗れ、豊臣大阪城は徳川秀忠になり地面に埋められた。ある意味、徳川家は豊臣大阪城の存在は残しておけなかったのだろうと推測できる。地面に埋め、全く違う形状で大阪城を再築。完全に豊臣の力を排除した。

江戸時代には3度の落雷に見舞われ、1665年の落雷で天守が焼失。以降266年間天守を失ったままになった。
江戸末期、王政復古の大号令後、二条城から追われた徳川慶喜は大阪城に移った。しかし鳥羽・伏見の戦いで敗北が濃厚になると、大阪城を脱出し江戸へ退却した。

年表

西暦出来事
1583年石山本願寺跡地に豊臣秀吉が築城工事を開始
1585年大坂城の天守が完成
1598年豊臣秀吉 死す(62歳)
1615年大坂夏の陣で大坂城は落城
豊臣家は滅亡
1620年2代目将軍・徳川秀忠が10年かけて徳川大坂城を建築
豊臣大阪城とは全く別の形状へ変更
1626年2代目大坂城の天守 完成
1629年2代目大坂城 完成
1665年落雷により大坂城の天守が焼失。
その後、266年間大坂城は天守を失ったままとなる
1885年和歌山城の紀州御殿の一部を大阪城本丸に移築され、陸軍庁舎や明治天皇の行在所として使用。
1928年大阪市長の関一(せきはじめ)氏が大阪城天守閣の復興を提案
1930年復興工事が始まる
1931年3代目天守閣が完成
1995年「平成の大改修」が始まる(平成9年まで)
1997年3代目天守閣が登録有形文化財に登録される
2006年日本100名城に選定

探索の感想

大阪市の観光地、大阪城公園は美しく整備され、見学しやすい状態です。日本のお城の魅力を象徴する場所として知られ、特に桜が美しい季節に訪れるのがおすすめです。

公開日:2024.04.03