月岡温泉
月岡温泉は新潟県新発田市にある温泉地で、その歴史は1914年(大正3年)に始まる。当初、石油開発の試掘中に偶然発見された温泉が月岡温泉の起源である。温泉の特徴として、国内有数の高濃度硫黄泉を誇り、特に美肌効果が高いことから「美人の湯」として知られている。


日本一まずい温泉
自称だが「日本一まずい温泉」としても知られている。効能豊かな硫黄泉で、独特の味わいが全国の温泉ファンの間で話題となっている。温泉街にある飲泉所で実際に飲んでみると、その独特な味わいを実感できるという。このユニークな体験が、多くの温泉好きに親しまれている。
泉質
含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(弱アルカリ性 低張性 高温泉)で、源泉温度は約50度である。温泉の湯は透き通ったエメラルドグリーン色を呈し、美肌効果が期待され、「磐越三美人湯」の一つに数えられている。特に、硫黄成分の含有量が万座温泉に次いで日本で2番目に高く、弱アルカリ性で肌に優しい特徴があり、多くの女性から親しまれてきた。気象条件により湯の色が変化することもある。

西暦 | 出来事 |
---|---|
1915年 | 月岡温泉が開湯。一部文献では大正6年とされている 石油掘削中に50度を超える湯が湧き出し、本間周三郎氏が共同浴場を建て、月岡温泉が始まる |
大正末~昭和初期 | 新しい温泉を掘り当て、現在の足湯付近に二階建ての共同浴場を中心とする新湯温泉団地が整備される |
1957年 | 25の旅館が内湯完備となる |
1959年 | 現在のホテル華鳳付近に「月岡ヘルスセンター」と県内初の動物園「行楽苑」がオープン |
1986年 | 全旅館が内湯完備となる |
1998年 | 団体旅行ブームにより年間入込数が78.5万人と月岡温泉開湯以降最大となる |
公開日:2024.08.14